SOFIE GOES TO PARIS

3 MONTH EUROPE

美を巡るパリ

セーヌ川に浮かぶ名だたる大聖堂、そして魅力的な街並み。

幾多の悲劇を乗り越えたパリジャンたちが創る華の都は、今日も美しい。

こんにちは、Sofieです。
ヨーロッパ周遊の旅、2都市目は美術あふれる花の都・パリです。この後何度も行くことになる街ですが、当時はまだ2度目。パリで働くフランス人のお友達のお家にお世話になりながら美術館をメインに巡った7日間です。

パリ最古のステンドグラス、サントシャペル

定番中の定番の観光地ですが、初めてパリに訪れた際に大きく感動し、記憶から離れないSaint Chapelle(サント・シャペル)。ノートルダム寺院から徒歩数分のところにあり、裁判所の敷地内に位置する礼拝堂です。
1階は質素な造りのチャペルですが、部屋の端にある小さな螺旋階段を上って2階にあがり、顔を上げると360度ステンドグラスの大パノラマ。キリスト教に詳しくない方でもそのダイナミックさと繊細な光の絶景に感動すること間違いなしです。ヨーロッパ15か国の教会を色々見て回った中でも、上位に入る自分の中での定番の場所。この景色をステンドグラス好きな母に見せてあげることが、私の夢です。

シテ島のお気に入りアクセサリーショップ

はじめての訪仏の際にたまたま見つけた小さなアクセサリーショップ「Jeanne Danjou et Rousselet」。3代目の物静かなムッシューが営む1920年から続く、歴史あるお店です。
天然石の可愛らしいピアスが€10~とリーズナブルな価格で見つかり、さらに1点1点可愛らしい箱に入れてくれるのでお土産にぴったり。この時はまだ2回目ですが、パリに行くと毎回寄る定番のお店になりました。自分の年齢によって選ぶアクセサリーが変化していくのも面白い。シテ島の端っこ、ポン・ヌフの向かいにあるので、ノートルダム寺院のついでに是非。

パリに暮らす友人との生活

今回はパリで働く学生時代のフランス人のお友達のおうちにお世話になりました。
ローカルなお店で一緒にお買い物をしたり、家庭料理を作ってもらったり、お仕事終わりに外食したり。文化の違いに何度も驚きながら、所謂「暮らすような旅」を少し体験できたような貴重な経験になりました。もう彼女は結婚してパリを離れてしまったけれど、大切な思い出になりました。

華の都の夜景

日没後のパリを日本人女性がひとりで歩く、もちろん十分な警戒が必要だと思いますが、友人宅がエッフェル塔から徒歩圏内だったこともあり、アレクサンドル三世橋を渡って輝くエッフェル塔を見ながら帰る毎日でした。
全てのライトアップがオレンジの光で統一され、高い建物の少ないパリの夜景は「数万ドル」と表現されるようなそれとはまったく別の、美術的な価値さえも感じさせるものでした。

深紅の列車で欧州のパリへ

パリでの7日間の滞在を終え、次に向かうはベルギー・ブリュッセルです。ユーレイルパスの割引を使って深紅の高速列車Thalys(タリス)で向かいます。当日窓口に並ぶ時間が読めない旨伝え、使用前日にユーレイルパスをヴァリデート(使用開始手続き)を完了させておきました。現在パリ発の鉄道ではテロ以降、手荷物へのネームタグの使用が義務付けられています。万が一忘れた場合はチケット窓口で紙のタグがもらえるので、もらってその場で書く必要があるので注意です。かなり並びましたが荷物のX線検査とボディチェックを受けたら指定した席で旅を楽しむだけ。さすが最新鋭の鉄道なだけあり、席も広く快適な1時間半でした。
丁度バタクラン劇場の襲撃事件があった直後の訪仏で、悲しい影を落としていたパリの街。とはいえパリジャンたちの暮らしはあくまでいつも通りで、長い歴史の中幾多の悲劇を乗り越えてきたこの街の確固たる意志と、強さを感じました。


次の到着駅はヨーロッパの首都、ブリュッセルです。

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