【ヨーロッパひとり旅】御伽の国を歩く

3 MONTH EUROPE

【ドイツ・ミュンヘン】御伽の国を歩く

人もまばらな冬の南ドイツは、子供の頃に
読んだ絵本の世界にそのまま入り込んで
しまったかのような、非現実感が漂っている。

こんにちは、Sofieです。
ヨーロッパ周遊の旅、6都市目はビールで有名なドイツ南部の都市、ミュンヘンへ入りました。

ICEでミュンヘン中央駅へ。
大学の卒業旅行ぶり2度目の訪問でしたが、観光地の再訪はせず今回のメインの目的はヴルスト(ソーセージ)と美術館巡り。大好きな中世絵画をたっぷり時間をかけて観ていきます。

ロマンチック街道の終点で中世に触れた、4日間の思い出です。

魔法のかかった市庁舎エリア

久々に訪れたミュンヘンの旧市街。
こちらのエリアは中世の街並みを残す地区として、マリエン広場を中心に一帯が歩いてまわれる観光地になっています。
1日に3度仕掛け時計が時を知らせる「新市庁舎」に、ドイツ最大級の「ミュンヘン大聖堂」、かつてバイエルン地方を支配したヴィッテルスバッハ家の宮殿である「レジデンツ」など観光スポットをお散歩。
日本にも店舗はありますがドイツの高級グローサリー、「Dallmayr」はお土産の宝庫です。(勝手にドイツのDEAN AND DELUCAだと思っています)

市庁舎のいたるところにドラゴンや蛙のデザインを見ることができ、中世…というよりもまるでRPGの世界に入り込んだかのよう。

アルテ&ノイエ・ピナコテーク

今回のメイン目的である絵画を観に、時間をたっぷり取って美術家「アルテ・ピナコテーク」「ノイエ・ピナコテーク」へ。

「アルテ・ピナコテーク」はAlte(Old)の名の通り14世紀から18世紀までの作品を所蔵しています。デューラーなどのドイツ画家を中心に、西洋画を幅広くそろえています。
教科書にも載っているデューラーの「自画像」やダヴィンチの「カーネーションを持つ聖母」、ルーベンスの「最後の審判」はこちらに所蔵されています。
学生の頃研究していたクラーナハを多く持つこの美術館、本に載った小さな写真ばかり眺めていたので出会えると嬉しくなります。

対して「ノイエ・ピナコテーク」はNeue(New)、18世紀から20世紀までの作品を所蔵しています。(2025年まで休館中)
マネ、モネ、セザンヌ、ゴーギャンなどの印象派からクリムト、ムンクなど、印象派から現代美術へ向かう流れを追うことができます。
当時はあまり印象派に興味がなかったのでそこまでじっくり楽しめなかったことが、今になると悔やまれます。

ピナコテークデアモデルネ

この旅で魅力に気づくことができた現代美術を所蔵する、「ピナコテーク・デア・モデルネ」へ。
こちらはModerne(Modern)の通り現代美術を揃える美術館で、20世紀から21世紀までの作品を所蔵しています。
現代美術やグラフィックアート、プロダクトデザインまで近年の美術を幅広く展示する美術館で、かなりの面積を誇っています。
地下のスペースは丸ごと家具のコレクションのフロアとなっており、家具デザインの奥深さに触れることができました。

ドイツを代表する車の歴史を知る「BMW博物館」

少しジャンルを変えて、ドイツを代表する車メーカーBMWの美術館にも訪れました。
BWM本社の横に作られており、建築の外観も車同様流れるようなフォルムが印象的。

内部はさすが本拠地、広大な敷地にBMWの歴史が実車と共に展示され、家族全員で楽しめる展示になっていました。
アーカイブの展示スペースには数億円ともいわれるお宝車たちが。車は好きですが詳しくはないので、知らない車がたくさんでした。
新車コーナーには吹き抜けの館内で試乗ができるスペースも。

ミュンヘン中央駅でヴルストを楽しみ、次の街へ

そして美術と並ぶほど大きな目的のひとつだったヴルスト(ソーセージ)は、毎日と言っても過言ではない程頻繁に食べられて満足。
ミュンヘンはヴァイツェンヴルスト(白ソーセージ)が有名で、皮を破って甘い粒マスタードと一緒に頂くのが絶品です。
悲しいことにに肉類は持ち帰れないので、いつもドイツ語圏に来るとスーパーでマスタードを大量に買い込んで帰っています。
お酢と合わせてドレッシングにしても美味しいのでおすすめ。価格も2€程度なので気軽に試せます。

ミュンヘン中央駅のフードコートで最後の最後までヴルストを頂いて、EC(特急)列車へと乗り込みました。

次は、湖畔の街・スイスのチューリヒに入ります。

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