【ヨーロッパひとり旅】荘厳なるライン川のほとりへ

3 MONTH EUROPE

【ドイツ・ケルン】荘厳なるライン川のほとりへ

輝けるライン川のほとりには、荘厳なる大聖堂と
新進気鋭のアーティストたちが創った作品が並ぶ。
この街には、重厚な歴史と軽快な未来が同居する。

こんにちは、Sofieです。

ヨーロッパ周遊の旅、5都市目は「欧州の日本人街」と呼ばれるデュッセルドルフを拠点に、大聖堂を見にケルンへ足を運びました。

アムステルダム中央駅を出て2時間、第一印象は思ったよりこぢんまりしているな、といったもの。
もちろん多くの路線が行き交う街なので大きな駅であるものの、駅ナカのお店の店員さんや駅前の雰囲気がなんとも「ドイツらしく」、過去ヨーロッパではドイツ語圏への渡航が多かったため安心感がありました。

落ち着く日本人街と世界屈指の大聖堂を堪能した、4日間の思い出です。

フランク・ゲーリーとメディエンハーフェン地区

ライン川沿いのライン・タワーの足元に近年モダン建築が立て続けに建ち、話題を呼ぶメディエンハーフェン地区。
アメリカを拠点とする人気建築家、フランク・ゲーリーの3部作「ノイアー・ツォルホーフ」を中心にモダンで奇抜なデザインの建築を見ることができます。
どうやら最近開発に着手したエリアなようで(とはいえ2016年の話になりますが)おしゃれなカフェやバーが至る所に。
ドイツのモダンデザインと今時の空気を感じられる地区なのでデュッセルドルフに再訪する際は、もっと掘り下げたいと思うエリアでした。

トンネルの中の美術館

世界的に有名な美術大学「クンストアカデミー」があるデュッセルドルフは、新進気鋭のアーティストたちがしのぎを削る街でもあります。
至る所に小規模なギャラリーが点在していますが、中でも面白いのがこの「クンスト・イム・トンネル」(Kunst im tunnel)。トンネル工事で出来た余剰空間をギャラリーにリノベーションし、「トンネルの中のアート」と呼ばれている施設です。

トンネルなだけあって細長いギャラリーには若手の芸術家たちの作品がずらり。
奥に行くほど細くなっていくトンネルの形状も作品をさらにモダンなものに感じさせます。
トンネルの出入り口はガラス張りのおしゃれなレストランバーになっているので、アートを楽しんだあとはライン川を眺めながらディナーを取るのも素敵そう。

日帰りでケルンへ

世界遺産のケルン大聖堂を見ずしてドイツに行ったと言えるのか? …ということでデュッセルドルフからICで30分、 あっという間に近代的なケルン駅へ到着しました。
日本で言う新幹線も乗り放題なユーレイルパス、 使い勝手が最高です。

駅を出ると目の前にそびえ立つ荘厳な大聖堂は、2004年から2006年の間「危機遺産」として登録をされていました。
理由は周辺の近代化が進み、景観が失われたこと。ドイツ政府や地域の努力もあって危機遺産リストからは削除されましたが、そんな努力を知らないイチ観光客の意見としては、まだまだ近代的だと感じる景観でした。
とは言え戦争での爆撃が酷くて建て替えせざるを得ず、他のヨーロッパ諸国のように全ての建物が中世のままとはいかない理由も理解できます。

大聖堂内部は外観同様に重厚感を感じるバロック様式。あまりの広さにぐるりと一周まわるのが面倒になるほどです。
特筆すべき点はヨーロッパを代表する世界遺産のひとつにも関わらず商業臭さを感じないところ。オフシーズンの訪問ということもありますが教会として、神聖な空気を壊されることなくお祈りすることができました。

ウォールアートの街、エーレンフェルト散歩

ケルンで行きたかった美術館「コロンバ美術館」が休館日…。(戦争で崩れた教会を残しつつ被さるように建てられたモダンな建築に 、ローマ時代の遺跡から現代美術までが展示された美術館なのです。再訪を誓いました)
ということで、折角のユーレイルパスを存分に使おうとケルンからローカル線に乗りウォールアートの街、Ehrenfeld(エーレンフェルト)へ行ってみました。

電車を降りるとすぐにの高架下の壁に 数メートルの高さの大規模なウォールアートが。
ウォールアートが有名な街はどこも少々物騒な雰囲気ですが、危なげな人に出会うこともなく楽しい街歩きになりました。
所狭しと描かれたウォールアートを追いかけるように自由に歩いてもGoogle mapさえあれば迷子になる心配もなく、本当に旅をしやすい世の中です。
小さな町なので他の観光地では味わうことのできない、ローカルなドイツを見ることができたのも新鮮な経験になりました。

最新で快適なドイツ国内移動

日本人をはじめアジア系の移民が多く、また比較的聞き慣れたドイツ語に触れたことでのんびりモードに切り替えできたデュッセルドルフ滞在。
入国時と同様にICEに乗って次の街へ向かいます。
広いドイツを西から南へ、約5時間の移動ですが最新車両のICEでの旅は日本の新幹線と相違なく快適そのもの。まわりの乗客とおしゃべりしたり、睡眠を取ったりしつつ鉄道での旅を楽しみました。

次は、おとぎ話の街・ミュンヘンです。

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